不整脈
怖い不整脈「心房細動」。
脈がたまに飛ぶ程度の人や、症状のない徐脈は心配のないことがほとんどです。また、運動や精神的な興奮によって脈が速くなる場合も心配ありません。ただ、不整脈がある場合は、何が原因で起こっているか、元に心臓病がないかなどを、最低一度は心電図検査などで確認してもらった方がよいでしょう。
◆要注意な不整脈
例えば何もしていないのに強い息切れを感じたり、急に意識がなくなる。つまり失神するようなケースは最も危険です。この場合は、一時的に心臓が止まっているか、または極端な頻脈が起こっている可能性があります。
失神症状が出た場合は、できるだけ早く病院を受診して、その原因を調べてもらい、治療を始める必要があります。次に危険なのは突然始まる動悸です。この場合、頻脈が起こっていると考えてほぼ間違いありません。
皆様は心房細動という症状をご存知でしょうか?
心臓は全身に血液を送り出すポンプの働きをしていますが、実は電気で動いています。心臓を正しく動かしている心房からの電気信号が乱れ、その結果、心臓が不規則な動きを繰り返してしまう不整脈を「心房細動」といいます。
心房細動になると心房がいわばけいれんするように小刻みに震えて、規則正しい心房の収縮ができなくなります。
このため、心房内の血液の流れが淀むことで、主に左心房の壁の一部に血の固まり(血栓)ができ、これがはがれて心臓内から動脈に沿って流れて、脳の中の大きな血管を突然閉塞し、脳梗塞を引き起こすのです。
不整脈は自分で気付くのは困難です。こういった重症な病気を引き起こすリスクを回避するためには定期検診を受けるのが最も効果的です。また、24時間心電図を監視できるホルター心電図検査なども当院で可能です。
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